特集 金光教典楽会結成五十年記念式 |
|||||||||||||
|
金光教典楽会は、昭和29年12月9日に、金光教典楽会として承認されてより50年の節目を迎えました。この50年を記念して、平成17年2月19日、20日の本部練習会時に行っている感謝祭並びに報徳祭に合わせて、典楽会結成50年記念式を開催しました。 この結成50年に向けて、役員会や代表委員会で内容の検討を重ね、まず、記念の祭典、そして記念曲の披露と講演を主とした式典、さらに祝宴の3部構成で「典楽会結成50年記念式」を執行することを決め、記念事業として、記念曲作成と典楽会の歴史「典楽ものがたり」の刊行を行うことも合わせて決まりました。 記念曲については、過去の典楽会だよりでも報告してきました通り、山下美香氏に作曲のご尽力をいただき、また、その曲を審議委員はじめ関係各位の努力によって、典楽会結成50年記念曲「典楽とコーラスのための組曲『教祖讃仰』」として完成し、CD作成まで行うことができました。 また、記念誌「典楽ものがたり」は、三矢田光氏の論文をもとに金光図書館の資料を合わせて刊行の運びとなりました。 そして、2月19日、この記念の年の本部練習会を迎えることができました。当日は、例年の練習会とは違い、記念式の準備に奔走し、特に修徳殿という初めての会場で、慣れないこともありましたが、本部各機関の先生方と参加者の協力を得て、準備を進めることができました。 会場の修徳殿は、お祝いに駆けつけてくださったご来賓の方々と練習会に参加した楽員によって埋め尽くされ、午後2時、いよいよ記念式の開会です。 第1部祭典は、久保田紘二総務部長のご祭主により厳かに仕えられ、それぞれのここまでのお礼とここからの典楽会の発展を祈り、また、これまで典楽会を支えてくださった霊様方にお礼を申し上げました。 祭典後、当初予定していた記念撮影は、あいにくの雨天で中止となり、休憩を挟んで、第2部の式典へと移りました。榎本会長の式辞に続いて、鈴木甫教務総長より祝辞を賜り、このたび完成した記念曲の披露となりました。限られた時間でのリハーサルで本番を迎えましたが、この曲に込められた願いがナレーションで流され、いよいよ洋楽と典楽による記念曲演奏の時を迎えました。作曲者の山下氏も見守る中で、コーラスの指揮者、金光混声合唱団の佐藤先生がゆっくりと指揮を始めると笙の音が会場を包み、演奏が開始されました。演奏者とコーラス奉仕者の緊張感がひしひしと会場に伝わり、3部に及ぶ組曲の「教祖讃仰」が披露されました。 その後、三矢田光氏(大阪府島之内教会)の記念講演では、典楽を違った切り口から我々に紐解いて下さいました。(講話は、別掲で連載していきます) 式典も終わり、玉水教会控所へ会場を移した第3部の祝宴は、今までの緊張感から解放され、和やかな雰囲気で、各支部の紹介や即興での出し物など、賑やかに楽しい時間を過ごして、午後8時、祝宴もお開きとなりました。しかし、話しは尽きず、その後もそれぞれの部屋へと移動して歓談は続き、結成50年記念式の夜は更けていきました。 |
||||||||||||
|
|||||||||||||