令和5年楽員認定試験実施

2023年7月30日

楽員認定試験筆記試験風景
 令和5年7月30日午前9時から、令和5年度の楽員認定試験が本部広前会堂習礼室で行われました。
昨年はコロナ禍の影響も残っており、実施予定を延期しての実施となっていましたが、今年は典楽会の行事予定通りの開催でした。
今年の受験者は、篳篥1名、龍笛4名、箏7名、吉備舞1名の13名。前日午後からの受験者講習会には、任意であるにもかかわらず、各楽器の受験者全員が参加していただきました。
当日は、9時に会堂地階に集合の後、習礼室に移動。楽員認定試験にかかわる諸説明及び実技試験の順番決めの後、吉備舞の受験者を含めての筆記試験が行われました。
その後、同じく習礼室にて、実技試験が行われ、一人ずつ習礼室に入室して吉備楽、中正楽それぞれの課題曲等を、認定試験委員の前で演奏しました。
今年の受験曲目は、吉備楽は「秋津洲」、中正楽は「第二」が選定され、、箏の受験者には、箏一面の調律、笙の受験者には、玉串曲・菅掻の内1曲の笙パート、龍笛は、中正楽課題曲の音頭が課せられています。
また、吉備舞の受験者は筆記試験後、祭場南二階に開催されている吉備舞講習会に合流しました。

受験者全員の演奏後、同じく習礼室にて楽員認定委員会を開催し、協議の結果、受験者13名全員の合格を決定しました。
13名の新楽員を迎えることができ、ありがたいこどです。
今後彼らは、本部広前祭場での祭典で奏楽奉仕に当たることになります。ここからの更なる精進が願われるところです。