関東支部

関東支部では、昨年12月14日に本部祭場で執り行われた報徳祭で、本部会員が奏楽の御用をいただきました。この時の、舞人による吉備舞奉納の模様は、フォーゲル倶楽部発行の『COM』13号にもカラーで掲載されています。
 今年は、関東支部の総会と演奏会が1月31日に浦和教会にて開催されました。演奏会では教会ごとに金典と自由曲の二曲ずつが演奏されます。新たに今年から参加となった教会もあって、活気に溢れた演奏会となりました。
 2月8日には、立教百五十年記念金光教講演会で吉備舞が披露され、観客を魅了しました。同28日の千葉県教会連合会青年信奉者の集いで、小学生2人を含む楽人が奏楽の御用を頂き、各楽器の紹介等をするといった、典楽に親しんでいただくための活動も行われています。
 これらの行事の一方で、会員の地道な努力により、ご本部や各教会で奏楽奉仕が日々行われています。無事に御用をさせていただいていることを感謝しつつ、春のご大祭に向かわせていただいています。


東海支部

毎年1月は収容者のための年頭祈願祭が執り行なわれます。本年は名古屋拘置所(6日)及び名古屋刑務所(9日)にて行われ、名古屋分会では奏楽、吉備舞のおかげを頂きました。
2月は本部指導員の先生方ご指導のもと、東海支部春季典楽講習会を、岐阜方面は笠松教会(21日)、名古屋方面は日置教会(22日)にて開催し、両日で約22名の参加がありました。
 3月8日に名古屋市中区役所ホールにて立教百五十年金光教講演会が催されました。第一部のオープニングセレモニーの中で東海支部の会員10名による奏楽とコーラス、ブラスバンドにより、華やかに演出させていただくことができました。
 昨年5月より支部月例練習会(通称・志練場)が開催されるようになって1年が経過いたしました。毎回会場の予約や準備が大変ですが、当番制による自主的な練習内容により、普段の稽古とはまた違った内容で会員同士がよい刺激となっているように思います。
今後とも継続的に開催することができますよう、皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。
 

東近畿支部

立教百五十年のお年柄の本年は、1月18日物故会員霊神祭並びに初合奏、総会より始まりました。まず、東九条教会上手正弘先生ご祭主のもと、物故会員霊神祭を執り行わせていただき、その後参加者33名により、初合奏並びに新年総会を開催させていただきました。
 3月15日、本年最初の練習会は東近畿教務センターを会場にお借りし、石井廣明先生ご指導のもと、29名が春の大祭使用曲並びに6月14日に行なわれる教団独立記念祭使用曲の稽古を行いました。
 4、5月は春の地方大祭に延べ53名が奏楽のおかげを頂きました。6月には滋賀県篠原教会を会場にお借りし、典楽講習会を予定しております。


中近畿支部

平成21年もおかげを頂き、無事に活動を始めさせていただいております。
 まず1月18日に大阪教会において初合奏及び総会を開催致しました。3月8日には大阪教会において、第55回支部会祭並びに物故会員慰霊祭及び演奏会を開催致しました。前日より準備をし、当日は朝九時からご祈念、お届をさせていただき、演奏会が催され、午後から祭主白神信幸先生他祭員の方々により執行されました。
本部大祭、地方大祭におきましても、大勢の者が無事にお繰り合わせを頂き、奏楽御用のおかげをこうむることができました。
 6月7日には、練習会並びに上半期の反省会を泉南教会において開催する予定にしております。
 平成9年から今年の5月まで12年の長期に渡って典楽会会長を務めてくださった榎本寿行氏に厚くお礼を申し上げます。新会長には当支部より続いて石井廣明氏が任命され御用にあたってくださいます。
 また、箏の本部指導員に、村上博子先生亡き後、新たに堅田道子氏が任命されました。これからご指導よろしくお願いいたします。これからも支部一同が信心と楽の稽古に励ませていただきますよう願っております。


西近畿支部

西近畿支部においては、立教百五十年の記念事業に、典楽会分会単位で参画されるところもあり、淡路での講演会に先立って、奏楽演奏が披露され、小さな新人の舞人さんが三名、緊張感をもって精一杯の吉備舞を御用されました。奏楽奉仕の方々も、若い本部楽員がリーダー役となって一般会員と一緒に一生懸命の御用ぶりで、先輩諸氏の祈りを受けて、これから担い手となってくださることを頼もしく感じました。
 また、2月22日には、支部主催の典楽講習会が開催され、牛尾徳子先生より、特に、金光教典楽の調子の取り方について、具体的に、基本の大切なところを丁寧にご指導いただきました。近年、練習日の設定については、連合会や各教会の行事と日程が重なることが多く、日程調整が大変難しくなってきておりますが、参加される方は、必ず一つでも具体的な目標を持って、楽技の向上を目指しての取り組みを願っております。
 夏8月30日には、初めて兵北(八鹿教会)での、支部発表会開催を予定しております。開催受け入れ側と、遠路から参加する側の立場を変え、それぞれの思いを共有し、お道の楽を志す同士として、「信心と楽の継承」の機会とさせていただきたいと念願しております。


東中国支部

東中国支部では、1年間に練習した曲を、もう一度年末の定期演奏会で発表して、復習しております。特にこの何年間は、舞の先生方の努力により、3歳から20歳くらいまでの舞人が40名ほどになりました。川上先生、金光健子先生の下に指導員が数人おり、その下で舞を習った人がさらに初心者に指導するといった、大変よい関係ができつつあり、喜んでおる次第です。
 2月21日の練習会の際にも、箏、管楽器の楽人の人数より、舞人の方が多くなり、大人の方が少し悩んでいる状態ですが、舞人が育つということは嬉しいことであります。
 ここまでの取り組みとしましては、12月31日の越年祭、1月1日の元日祭と、本部広前の儀式に数名が御用させていただき、1月11日には初合奏を、9日は岡山少年院、19日は刑務所年頭祈願祭でそれぞれ御用させていただきました。
 2月14日には、高梁川流域交流音楽祭に支部から舞人と地方数名が参加させていただき、吹奏楽コンサートの中のゲスト出演として、平安時代を思わせる吉備舞を披露し、学生達に大変喜んでいただきました。
 3月8日の支部練習会は32名の参加で、大祭曲を中心に練習を行いました。


西中国支部

本年度上半期は、1月9日には広島刑務所にて、18日には岩国刑務所にて、それぞれ年頭祈願祭の奏楽奉仕をさせていただきました。岩国刑務所では、3人の舞人による吉備舞を披露させていただきました。
 1月11日には、山口県由宇教会を会場にお借りして、本年度の総会並びに初練習会を開催させていただき、中正楽、吉備楽の稽古をはじめ、支部としての今後の稽古のあり方などについて話し合いが行われました。
 3月8日には、山口県防府市で行われた「立教百五十年 金光教講演会」において、県下の教会、連合会のコーラスグループと共に、典楽会結成五十周年記念曲「教祖讃仰」の第二章「生きる」を演奏させていただきました。約700人の参加者を前にしての演奏は、出演者にとって、いい経験になり、また、お年柄にこうした御用にお使いいただき、ありがたいことでした。
 2月の本部練習会では、昨年の認定試験に支部から初めて合格した二名が認定状を頂きました。今後の活躍に期待したいと思います。

四国支部

昨年、四国支部結成三十周年記念行事の開催で勢いを頂き、新たなる年、平成21年を迎えさせていただきました。
 1月24日、松山教会において、恒例の初合奏と総会を開催。これを皮切りに、中、南予共に、月例練習会が行われ、3月7日には、松山刑務所で仕えられました春分祭において、管方2名、箏3名で奏楽奉仕させていただき、舞人一名が、「春の装」を舞わせていただきました。そして、昨年新たに会が発足しました高知県、窪川教会にて、夏の練習会が予定されています。
 昨年の四国支部結成三十周年記念に引き続き、今年は立教百五十年のお年柄です。このお年柄にふさわしい、更なる飛躍の年にさせていただけますよう、四国支部一同、勢をそろえて、おかげいただいてまいりたいと思います。
 また、平成20年度、六の坪教会在籍、秦登美子さんが、新楽員になられましたこと、心よりお喜び申し上げますとともに、今後のご活躍をお祈り申し上げます。


北九州支部

平成21年の活動は、1月18日、管楽器の練習会からスタートしました。福岡高宮教会において、笙4名、篳篥2名の初心者を含む32名が参加し、基本がしっかり身に付くよう稽古に励みました。
 3月7日、春の息吹の中、支部総会並びに合同演奏会が西八幡教会にて行われました。164名の参加者で、終日、和やかに、一年間の各分会の成果を発表しました。とりわけ、本部楽員による「大楠公」は、舞に感情があふれ、情景が目に浮かぶようで、涙して見せていただいたという声もありました。
 吉備舞とともに、歴史舞が後世に伝わっていくことも大切なことだと実感しております。その中で、支部として舞人育成に力を入れたいと、年に一回の講習とは別に、練習会を設けることにしました。6月に南戸畑教会、9月に西直方教会、12月に甘木教会において開催を予定しています。
 舞人の育成、技術の向上、指導者養成と目標を掲げ、支部が大きく成長し、お役に立つことを祈って、地道な努力から第一歩を進めたいと願っています。


南九州支部

立教百五十年という意義深いお年柄を迎えた今年。昨年の1月18日に続き、大分教会を会場として、南九州支部の初合奏を行いました。午前10時のご祈念に始まり、全員で合奏に取り組みました。
笙2名、篳篥3名、龍笛6名、箏18名、太鼓1名の参加となりました。午前中は金典の着席、玉串曲、退下等を合奏しました。昼食をとり、午後は分会ごとに吉備舞曲「隅田の桜」、「須磨の松風」、「国の舟」と、今までに練習してきた曲を合奏しあい、また「音取」、「菅掻」、「中正楽」を合奏して、初合奏を閉会しました。
 2月28日には、大分県北部立教百五十年記念金光教講演会が、別府中央公民館において開催されました。この会に南九州支部典楽会が中心となり、吉備舞を舞わせていただきました。舞人2名、楽人10名、指導員共に練習に取り組み、「須磨の松風」をお供えすることができました。ありがたいことでした。
 今後も益々練習に励み、信心と楽技の向上を目指すとともに、南九州支部として典楽を志す方がさらに生まれ、神様のお役に立たせていただきたいと願っています。