関東支部
 格別に暑かった昨夏、その暑さ真っ盛りの8月初め、先生方をお迎えし、熱心なご指導を受け、夏の講・練習会を持たせていただきました。今回、若い管の方が初参加され、熱心なご指導を受けておられました。特に関東は管が貴重なので、これから御用のお役に立たれるように一同願っています。
また、会長さんには、お帰りの時間をお引き留めし、補習までしていただき、感激いたしました。教えていただいたことがしっかり身につくよう、忘れないよう、普段の稽古に励みたく思います。
 このような管、箏そろっての練習ができること、遠方からはるばる講師の方がみえてくださること、また、受ける方もそれぞれお繰り合わせを頂いて参加できること、会場となるお教会のお力添え、いろいろなことが神様のお繰り合わせ、おはからいを頂いてのことと思いますが、その場に巡り合わせていただける幸せを思い、ありがたく、さらにお役に立つ楽人とならせていただけるよう励みたく存じます。
 秋には、御本部の大祭、秋季霊祭、また月例祭とそれぞれ御用頂かれました


東海支部
 明けましておめでとうございます。東海支部では、昨年の御本部生神金光大神大祭におきまして、一昨年度本部楽人認定を頂きました会員の奏楽ご用のおかげを頂きましたこと、真にありがたく、そして喜ばしく思います。
 また、昨年の認定試験において笙・龍笛・箏を各一名ずつ計三名受験させていただきましたが、それぞれ合格のおかげを頂きました。少しずつではありますが、本部会員がここ数年増加のおかげを頂いておりますこと、真にありがたいことであります。
 支部典楽講習会として、それぞれの会場に本部指導員の先生方をお迎えし、8月18日は笠松教会(岐阜)と、19日には古渡教会(名古屋)とで開催しました。
箏は、はるばる関東支部からの参加者もあり、延べ約30名の参加者同士、お互いによい刺激となりました。今後、分会の講習会なども充実を図っていきたいと思います。



東近畿支部
明けましておめでとうございます。平成20年もよろしくお願いいたします。
 平成19年後半の行事は、7月1日典楽講習会を三重県関教会を会場にお借りし開催。参加39名でしたが、参加者に小学六年生の女のお子さんがあり、楽器は龍笛で、順調に育ってほしいと願わずにはいられませんでした。
 8月26日は秋の生神金光大神大祭に向けて、楽員練習会を教務センターを会場に開催。石井広明先生の指導で、27名が稽古をさせていただきました。10月11月は、地方大祭に12教会延べ63名が奏楽奉仕のおかげを頂きました。


中近畿支部
 平成19年下半期もおかげを頂き、無事に行事を終えさせていただくことができました。
 8月19日に梅田教会において練習会及び講習会を開催いたしました。大勢の参加を頂き、皆一生懸命で有意義な一日を過ごさせていただきました。今回も練習時間の後半を各自の選択形式にし、一層細かく丁寧なお稽古をさせていただけたと思っております。この度も遠路にもかかわらず他支部の楽人の方々の参加を頂き、共々に楽技向上に励ませて頂け、誠にありがたいことでございました。
 8月26日には第五分会といたしまして、第五連合信行会の中で楽を披露させていただきました。少しでも楽の認識を深めてもらうため、楽器の説明と歌物(花の吹雪)と中正楽の演奏をいたしました。信者の皆様には、たいへん感動したと喜んでいただき、嬉しい限りに思っております。
 11月7日には金光藤蔭高等学校の感謝祭で、中正楽と舞(水は器)の奏楽御用をいただきました。若い世代の人たちが本教の道の教えに生かされますよう、共に励み努めたいと願っております。
 御本部や地方大祭におきましても、各々多数の者が御用に当たらせていただきました。日々の練習の成果を大祭等の奏楽御用を通して、おかげとして受けさせていただくことができ、ありがたく思うと共に、さらなる精進に努めさせていただけるよう願っております。


西近畿支部
 平成19年8月19日(日)西明石教会にて、第17回典楽発表会を開催しました。
 各分会より25教会70余名のご参加を頂き、永年ご指導頂いた豊原先生の節回しを大切に継承させていただこうと、金典、吉備楽から12曲が演奏されました。
 また、演奏会の半ばで、昨年亡くなられた小井勉元会長を偲んで、お孫さんである洲本教会の松井博士先生と松井金光さんから、先生の御用ぶりを聞かせていただきました。
 御本部での典楽教室では金光様のお出ましを頂かれつつ、御用として取り組まれ、『信心あっての楽』ということを貫かれ、松井金光さんが天理大学に進学される際には、『典楽の基礎練習として雅楽を学んで来なさい』と言われたことなどをお聞きし、『どこまでも信心上の典楽でないといかん』『笛の音頭を吹くものは、音頭の部分は何千回も稽古しないといけない』ということをおっしゃっておられたとお聞かせいただきました。西近畿支部は、偉大な諸先輩のご指導を頂いての今日であることを改めて心に刻み、ここからの
おかげを頂いてまいりたいと一同心したところです。
 また、支部メンバーが一同に会するこの機会に、昼食時を利用して臨時総会の形式で参加者のご意見が反映できる取り組みもさせていただきたいと、意見交流会がもたれました。


東中国支部
 私共の中国支部は、昨年6月をもって東中国支部、西中国支部に再編して活躍の場をより一層広めることになりました。でも独自性を持ったなかにも、練習会等は当面は共同で御本部の諸施設をお借りして開催し、楽人の技能向上を目指します。
 東中国支部では、舞人の層の厚さを築くべく、お二人の本部指導員を先頭に地方指導員を数名置き、年二回の練習会には、上は社会人から下は幼稚園児まで、舞人だけで五十名近くの参加者で、指導に当たられる先生方は、汗だくで奮闘されています。
 8月にはRNNの要望で、浅口市民会館で、歴史舞「楠公(桜井駅)」を上演させていただきました。数ある歴史舞の中の一曲で、戦場に死を覚悟で赴く親子の情愛を表現した有名な曲であります。
この舞曲は故岡田一子先生が独特の節回しで完成され、それを故岡田孝子先生が受け継がれていたのですが、残念ながらイベント披露を目前にしてお国替えになられました。でも当日は、必ず千の風に乗って会場に来てくださり、聞いてくださったことと思っております。
 12月には、吉備舞の定期演奏会を開催いたしました。その年習得した吉備舞を披露する唯一の場でもあり、舞人さん達の活躍する会ですから、皆で精一杯お手伝いさせていただいています。


西中国支部
 昨年6月に中国支部が東西に再編され、西中国支部として活動を進めていくことになりました。よろしくお願いいたします。
 7月15日には、山口市で毎年行われている「山口平和の祈り集会」の中で仕えられた慰霊・祈願祭において、奏楽奉仕のおかげを頂きました。翌16日には、御本部において、東中国支部と合同で練習会を開催し、生神金光大神大祭奏楽曲を中心に稽古させていただきました。
 また、7月25日には、山口県周南市徳山にて吉備舞の稽古を、8月28日には、同じく山口県岩国市玖珂町にて箏の稽古を、それぞれ本部指導員の先生をお招きして開催させていただきました。
 新支部として、新たな年を迎えさせていただきました。ここからいっそうおかげを頂いてまいりたいと願っています。
四国支部
 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 昨年下半期は、7月15、16日の両日、川上教会を会場に練習会及び講習会が開かれました。本部より講師をお迎えし、第一日は本部楽人による練習会が行われ、第二日は一般会員も加わり、秋の本部大祭曲を中心に練習しました。また、あわせて吉備舞の稽古も行われ、最後の合奏では、暑い中、一生懸命舞う姿が印象的でした。日頃の稽古も大切なことと思いますが、こうして会に参加しての練習は、また一段と大事なことと思わせていただきました。参加者は65五名で、大変有意義な会となりました。
 8月9日の月例練習会は、中予分会、南予分会共に滞りなく行われました。
 本年度は、四国支部が設立されて30年を迎えることになりました。824日には、ささやかな記念行事を開催し、一人でも多くの教内外の方に観覧していただきたく準備を進めています。


北九州支部
 平成19年下半期は、夏期講習会を西八幡教会にて、6月18日、箏72名、6月23日、舞、32名の参加者で開催しました。6月17日には、熊本教会にて講習会を開催。46名の参加者で、舞、打楽器を含め全楽器で取り組みました。
 8月11日、コンサート「邦楽へのいざない」と題して、一般の方に、金光教の吉備舞「花の吹雪」「箙の梅」を演奏しました。「高尚な楽の音に歴史の重みと品格を感じ、レベルの高い音楽性に感動しました」と称賛の声を頂き、699名の会場にアンコールの声がかかり、拍手が鳴り響きました。
 8月26日、西八幡教会にて楽員練習会、参加者329名。9月16日、久留米教会にて、管楽器、参加者29名で終日稽古に励みました。恒例の親睦会も、9月9日、10日は、参加者21名で、築城四百年の熊本城を散策し、ライトアップされた武者返しの石垣に感嘆し、悠久の時の流れに感動を覚え、一同リフレッシュ
しました。
 この度の認定試験では、篳篥1名がおかげを頂き、共々に御用に使っていただきますよう願いを新たにしています。


南九州支部
 南九州支部は、支部組織として新しく、教区全県まで活動の視野が及んでおりませんでした。今年の支部総会で、支部長に赤尾武男氏が選ばれ、念願の南九五県を野に入れ、典楽の興隆と展開に取り組むことが支部活動の方針となりました。
 会議を重ね、本部主催典楽講習会、支部練習会を南九州教務センター、鹿児島県教会連合会にもご協力賜り、9月2日、金光教日田教会を会場に開催しました。講師六名、受講者31名が楽器別に各部所に分かれ、吉備舞も加わり練習ができました。今回は、遠く鹿児島県、熊本県からの参加者が生まれ、本部指導員の指導が受けられたことです。このことから、各県下で、支部派遣の練習会が生まれることを参加者が望んでいることが分かりました。
 これからも、教務センター、各県教会連合会にご協力を賜り、五県の各教会典楽者がお取次を頂き、典楽の興隆と発展に取り組み、親神様の願いの一助にならせていただければありがたいことだと思います。