関東支部
  本年は、関東典楽会30周年にあたり、2月12日、恒例の総会及び演奏会が開催されました。演奏会では、「花の顔容」等、大作も披露され、また、初めて参加された方々もあり、大変盛り上がりました。
 また近年、神奈川県内で、典楽を霊大祭の演奏に取り入れられた教会では、始めてから、篳篥や龍笛など、「できます」と名乗りをあげる方々が出てこられ、御用の場ができたことを、双方共に喜ばれております。
 御本部の天地金乃神大祭には、6名の方々が奏楽の御用をいただきました。
 今後、楽を通して一人でも多くの方が助かり、信心が育つお役に立たせていただければと願っています。


東海支部
 毎年1月は収容者のための年頭祈願祭が、執り行なわれます。本年は名古屋拘置所(5日)及び名古屋刑務所(12日)にて行われ、名古屋分会として奏楽、吉備舞のおかげを頂きました。
 2月には本部指導員のご指導のもと、東海支部春季典楽講習会を、岐阜方面は笠松教会(24日)、名古屋方面は日置教会(25日)、及び舞を熱田教会(3月3日)にて開催し、3日で30名を超える参加がありました。ここ数回の講習会受講者の中に、中学生・高校生といった若手の方を見かけるようになりました。親子二代で稽古に励む姿は、子は親を越えようと、親は子に抜かれまいと励み、楽技の向上と伝承という意味で、大変なおかげを頂いている
と一同、喜んでおります。このおかげが継続できるよう、努めていきたいと思います。
 また、ここ2年程、一人ずつではありますが、連続して東海支部会員より本部楽員認定試験合格のおかげをいただいております。今年も認定試験合格に向けて、稽古を重ねている会員がおります。一人、また一人と、ご本部でご用のできる方が増えていくことを願っております。



東近畿支部
平成19年度の行事は1月8日物故会員霊神祭、初合奏、定期総会より始まりました。物故会員霊神祭は東九条教会上手正弘先生を祭主にお願いし執り行なわせて頂きました。
 初練習会は3月18日石井広明先生を講師にお迎えし東近畿教務センターを会場に春の大祭使用曲を中心に稽古させて頂きました。
 春の天地金乃神大祭では、昨年認定試験に合格した3名(篳篥1名、箏2名)全員が奏楽のおかげを頂き、有り難いことでございます。4、5月は地方大祭、12教会延べ61名が奏楽のおかげを頂ました。また7月には典楽講習会、8月には秋の大祭に向けて楽員練習会を予定しております。


中近畿支部
 平成19年の活動は、まず、2月12日に初合奏並びに総会が開催されました。この一年も親神様のみかげのもと、各人が楽の御用にお使いいただこうという意気込みを深めさせていただきました。
 3月4日には、大阪教会において会祭並びに物故会員慰霊祭及び演奏会が開催されました。楽人会員とも大勢の参加で盛大に執り行うことができました。
 3月の霊祭、御本部天地金乃神大祭、地方大祭におきましては、大勢の方が、無事に御用奉仕を努めさせていただき、ありがたいことでございました。
 下半期に向けても、各人皆が、日々さらなる信心と楽技の向上を目指してお稽古に励ませていただけますよう、祈念しております。


西近畿支部
2月25日、教務センターにて、恒例の支部講習会を開催しました。この講習会では、金光教典楽の基本を大切にし、正しいものを伝え、指導者は先輩や先師の教えてくださったところを特に心して取り組んでおります。
 在籍教会の御用だけでは我流になっているところを指摘していただき、一般会員の方々から、分かりやすく、親切にご指導いただいたとの感想が聞かれました。
 近年、管の演奏者が減少気味でありますが、反面、篳篥などは、若い女性の進出傾向が見られ、また、シニア世代からも、楽を始められる方が出てきていただきたいと念願しております。
 今後も、奏楽者の裾野を広げ、分会の練習会などに気軽に参加いただけるような取り組みをすすめるとともに、本部楽員については、打楽器などにも挑戦することで、中正楽の間拍子を正確に把握することや、総合的な理解が生まれ、指導力をつけていく一助にもなってきているように思われます。
 また、8月に実施する発表会に向け、各教会、グループごとの稽古も進められていますが、近年、「聞くだけでも…」とご参加くださる方もあり、色々な機会を通じてまずは、典楽にふれていただき、関心を持っていただけるようにと念願しております。


中国支部
 昨年12月24日、祭場南二階において、第23回定期演奏会を行い、楽人、舞人ほか、約百人が参加しました。幼稚園児から大人までの舞人たちが、箏、管方の演奏に合わせて、かわいらしく、優雅な吉備舞を披露しました。
 年が明けて、1月には、早島少年院、岡山刑務所の年頭祈願祭に奏楽の奉仕をさせて頂きました。
 また、2月25日には、玉水教会控所で一般練習会を開催し、天地金乃神大祭奏楽曲を中心に練習しました。ここ数年、幼稚園児、小学生といった舞人がたくさん参加しており、たのもしい限りです。
各教会の祭典で、かわいらしい舞を披露してくれることでしょう。
 なお、平成12年に中国教区が東西に分割、再編されたことを受け、中国支部においても、東中国支部、西中国支部をそれぞれ組織することが願われておりました。以来、7年を経るなかで、支部内に新たな楽員や指導員も育つなどのおかげを頂いておりますことから、これをご時節と頂き、東中国支部、西中国支部を新たに組織して、ここからの活動を進めてまいりたいと願っております。


四国支部
平成19年を迎えて、前期の始まりは、1月28日に松山教会を会場に開かれた総会でスタートしました。29名の参加で、この一年の信心と楽技の向上を願い、御祈念と教会長先生のお話をいただきました。午前中は初合奏
を行い、午後より総会に移り、会計報告や行事計画などが審議され、承認されました。
 3月4日には、松山刑務所において恒例の春分祭が仕えられ、奏楽奉仕は6名、吉備舞1名が奉仕させていただきました。
 月例練習会も滞りなく行われ、中予分会は、2月は松山教会で、初心者を対象にした練習が行われ、参加者は24名でした。3月は、衣山教会で24名の参加。南予分会は、2月は大洲教会で19名。3月は三瓶教会で14名の参加でした。いずれも春の本部大祭使用曲を中心に、霊祭使用曲なども合わせて練習しました。
 今年の講習会は、7月15、16日の両日、川上教会で開催される予定です。一人でも多くの参加を願っています。


北九州支部
 平成19年の活動は、1月6日、南八幡教会において、管楽器並びに、楽員の練習会を行い、48名の参加がありました。
 3月24日には、第51回総会並びに合同演奏会を西八幡教会で開催しました。当日は、13分会、197名の参加者で、一年間の楽技の稽古の成果を発表し、午後からは、春の御本部天地金乃神大祭で奉仕する舞人による
奉納舞、演奏舞、続いて楽員による足柄山の演奏で、黒と銀のかたびらに白袴、箙(えびら)を背に負うた武者姿の義光と狩衣姿の時秋の名残惜しさを忍びつつ舞う姿に大きな拍手があがりました。
 当支部では、特に管楽器の育成に取り組んでおりますが、各分会に練習方法や希望のアンケートをお願いし、今後の方向を決め、みんなで力を合わせて次世代に引き継がれますよう、お役に立たせていただきたいと願っております。


南九州支部
 本年の行事は、1月28日、大分教会を会場に初合奏を行いました。参加者は24名、午前中は吉備楽、午後は中正楽の順序で、大分教会若奥様の指揮により、一同真剣に取り組んでの合奏でした。和気あいあいの中で楽しい一時を過ごし、参加者の中から「本当にありがたく、楽しかった」と喜びの声を聞くことができ、有意義な一日となりました。
 昨年1月に初代支部長、西村千恵子先生の退会により、空白になっていた支部長を始め、各役員も、去る2月、青山教会で開かれた総会において、それぞれに分担が決まり、真にありがたいことでありました。ここから更に会員一同心をひとつにして、常に信心と楽技の向上を願い、祈り合い、励み合い、御神願成就のお役に立たせていただきたいと願っております。
 殊に今年は、本部楽員を目標に志を立て、お稽古に励んでいる会員もあり、是非とも合格していただきたいと願っております。
 また、今日までの支部のあり方について、各教会の先生方の深く手厚いお祈りと並々ならぬお取次のおかげの中での今であることにお礼を申し、本当のものを求め現すことができますよう、今後とも精進して参りたいと思います。