関東支部
 平成18年度の活動は、1月14日、千葉刑務所の年頭祈願祭の御用を頂くことからスタートしました。
 また、1月29日、新宿教会において、総会並びに演奏会を開催致しました。13教会、35名の参加でした。吉備舞は、指導員の方のすばらしい舞と、6歳の舞人さんのかわいらしい舞があり演奏会に華を添えてくれました。
 また、5人の新会員の加入、紹介もありました。この数年会員を増やそうと初心者の練習会を増やしたり、積極的に誘ったりした青果が現れてきたのは、大変嬉しいことです。
 3月4日の支部練習会では、高校生の篳篥の方の参加があり、関東支部としては、これからも新人の育成に力を注いでいきたいと思っています。

東海支部
毎年1月は収容者のための年頭祈願祭が、執り行なわれます。本年は名古屋拘置所(6日)及び名古屋刑務所(13日)にて行われ、名古屋分会として奏楽、吉備舞のおかげを頂きました。
 本年は東海支部役員の改選の年にあたり、1月22に日置教会にて支部総会を開催いたしました。役員は、現役員がそのまま留任という事になりました。それぞれが、新たな気持ちで新期のお役に立たせていただければと思います。総会の後には支部の初稽古を、また、後には、懇親会を行い、会員同士の親睦を深めました。
 2月には本部指導員の先生方ご指導のもと、東海支部春季典楽講習会を岐阜方面は笠松教会(25日)、名古屋方面は日置教会(26日)にて開催し、両日で約30名を超える参加者でした。
 また、一昨年に引き続き、昨年本部楽員試験に受験者中、最年長ながら合格のおかげが頂けました事は誠に喜ばしい事でした。


東近畿支部
今年も1月22日支部総会より始まりました。
 物故会員霊神祭、初合奏、に引き続いて平成17年度の行事報告、決算報告、平成18年度の行事予定、予算案など承認を頂きました。
 続いて今年の初練習会は3月19日、講師に石井広明先生をお迎えして、春の大祭使用曲を中心に、また今年は筝4名が認定試験受験のため、金典、中正楽の稽古を致しました。4、5月は地方大祭に13教会延べ66名が奏楽奉仕のおかげを頂きました。
 6月には三重県亀山教会を会場にお借りし講習会、7月には三重県松阪にて行われる東近畿教区平和集会に典楽の参加を予定しております。

中近畿支部
平成18年もお蔭を頂き、無事に活動を始めさせて頂いております。
 まず、1月19日に大阪教会において初演奏会が開催され、吉備舞曲、金典、中正楽を合奏いたしました。
 本部大祭、地方大祭におきましても、大勢の者が無事お繰り合わせを頂き、奏楽御用のお蔭をこうむりました。
 6月4日には、第52回支部結成記念祭並びに物故会員慰霊祭及び演奏会を大阪教会において開催しました。
 また、6月18日には、泉南教会において、練習会並びに反省会の開催を予定しております。
 上半期の行事を無事開催できましたことにお礼を申し、引き続いて下半期もより一層にお稽古と御用に励ませて頂けますよう、ご祈念をさせて頂きたいと願っております。


西近畿支部
昨年8月の典楽会西近畿支部50周年の記念行事を終え、今年度より前佐久間支部長の後を引き継ぎ新役員として支部長桑山啓旦氏(六甲教会)副支部長安藤直人氏(今津教会)松井光一氏(福崎教会)を選任し、支部内各地域との連携を強化し、典楽会西近畿支部のさらなる発展に向け取り組んでまいります。
 2月26日に典楽会西近畿支部講習会を開催し、一般の方を対象に典楽の基本となる曲目を選定し、金典・中正楽・春季大祭曲を中心に各教会での祭典時の御用において神様に喜んでいただける楽のお供えをと、稽古に取り組み、また、本部楽員試験を目指す方には個別の指導もさせていただきました。
 例年8月に開催しております支部典楽発表会においては、お琴の方々の提案で永年ご指導いただいた豊原光子先生の曲目を忘れぬようにと発表曲を選曲し、若い方々と一緒にお稽古させていただくように取り組んでいます。
 特に近年は、吉備舞を舞ってくださる小さい方も増えており、10代20代の若い人たちのグループを編成される取り組みもあり、若年層への楽技の伝承の裾野が広がっていく兆しが見え喜ばしいことです。


中国支部
昨年12月17日本部教庁1階ホールにて、第22回定期演奏会を行い、楽人、舞人、付き添いを含めて百余名の参加を頂いて盛大に行われ、一年間の練習の成果を披露させて頂きました。
 1月6日と7日には、早島少年院、岡山刑務所祈願祭に奏楽のご用をさせて頂きました。また、2月26日には、支部一般練習会を玉水教会控所で開催し、管方、筝共に24名、舞人40名の参加で、みんな真剣に取り組み、練習の成果も上々でした。将来一人でも多くの本部楽人になられる様に願っています。毎月第2日曜の10時から16時まで、楽寮にて練習を重ねています。
 そして、天地金乃神大祭のご用奉仕と各教会大祭に楽人一同お繰り合わせを頂き、奏楽のご用をさせて頂きました。
 これからも稽古を重ねて、楽の向上と信心の向上を皆様と一緒に頑張らせて頂こうと願っています。


四国支部
 平成18年を迎え、1月29日に松山教会において、初会及び総会が開かれました。午前中は初合奏。午後より総会に移り、昨年の行事決算報告、本年度の行事予算案を審議、承認されました。又、役員改選にあたり、支部長を再任し、その他の各役員もそれぞれに選出しました。出席者は34四名でした。
 3月5日には、松山刑務所において春分祭が仕えられ、楽人6名、舞人2名が御用のおかげを頂きました。楽の音色と舞の美しさに、会場の人たちも大変喜んでいたことを後日、教誨師の先生よりお聞きし、有難く嬉しく思いました。
 御本部天地金乃神大祭には、楽人4名と舞人5名がおかげを蒙りました。若い舞人達が稽古を通して、御用の大切さ、有り難さを自覚し、信心の継承につながる筝を願っています。
 月例練習会は、中予分会が2月に久枝教会で24名、3月に道後教会で24名。南予分会が2月に八幡浜教会で20名、3月に粟津教会で16名の参加でした。
 月例練習会では、主に、霊祭、大祭曲や舞曲を中心に練習が行われました。


北九州支部
「筑紫なる楽人(うたびと)たちの五十年(いつとせ)や うぐいすの声に祝祭(みまつり)始む」
 男声の有声による「天の戸」で祭典が始まり、祭詞奏上に、祭主石橋啓二先生(久留米教会長)が祝教をお供え、厳粛で荘厳なる雰囲気の中、3月12日、久留米教会を会場に、北九州支部結成50年記念式を行い、305名が参加しました。午前中式典、午後から演奏会の2部構成で行われました。
 祭典後、来賓の桂亮子先生(小倉教会)より「典楽に御縁を頂いた歴代の霊様方が共にお喜びくださったお祭りであり、神様に心を定めて邁進くださった方々の思いを受け継ぎ、次の世代に伝えずにおれないというお誓いをお霊様に捧げる今日がよき日になる」とのお言葉に続き、榎本会長より「先人のご苦労によって、九州に楽の音が響き、若い子達が育っていることは有り難い」と祝辞を頂きました。また、組曲「教祖讃仰」を楽やキーボードの演奏に合わせて参加者全員で大合唱をしました。第二部は、各分会の発表と舞人全員で「春の装」を舞う姿は、圧巻でした。最後に太田支部長より「この50年の節をこれからのスタートとして、御用に立たせて頂きたい」と挨拶を頂き、参加者全員での万歳三唱で閉会しました。

南九州支部
南九州支部では、1月24日、中津教会において初合奏を開催し、参加者はわずか15名でしたが、練習を重ねての初合奏に全員熱心に取り組み、金典の着席、退下及び中正楽等、12曲を合奏して12時半頃終了しました。
 午後は懇親会を開き、和気あいあいの中で過ごさせて頂きました。
 当日は平日のため参加者が少人数でしたが、全員真剣に練習に取り組むことができ、真に有り難いことでした。
 更に3月12日、北九州支部結成50年の式典には南九州支部からも一部の人たちでしたが参加のおかげを頂き、式典の内容にふれ、特に小倉教会の桂先生、典楽会長榎本先生のご挨拶を頂いて、決意を新たにいたしました。
 支部では隣接教会の御大祭、記念祭等にはできる限り参拝のお繰り合わせを頂き、信心の向上と楽技の興隆を深め、子々孫々に伝わるおかげを蒙りたいと願っています。