関東支部
 平成十六年の支部活動ですが、まずは、一月二十四日、千葉刑務所の年頭祈願祭に、楽人五名、舞人一名が御用をさせて頂きました。
 また、二月二日、新宿教会において、総会・報徳祭並びに演奏会を開催致しました。十二教会、三十数名の参加でした。演奏会では、それぞれが熱のこもった演奏をしていましたが、中でも、新宿教会の岸井和賀子先生が、亡き岡田一子先生を偲び、“櫻井駅”の演奏をされ、舞も歴史ものと言うことで見ごたえがあったと言う感想が多く聞かれました。これからも、いろいろな曲に皆さんがチャレンジしていかれたらと思います。筝の方で、新しい方が数名参加してくださったのも本当にありがたいことでした。



東海支部
 平成十六年を迎え、一月八日(木)は名古屋拘置所で、十七日(土)には名古屋刑務所において年頭祈願祭が仕えられ、受刑者の方々の立ち行きを願い奏楽奉仕のおかげを蒙りました。
 二月十四日、本部教庁にて執り行われた典楽報徳祭には、他支部のご助勢をいただきながらも東海支部での出楽のおかげを蒙りました。
 こうした中、二月二十八日(土)笠松教会、二十九日(日)平針教会を会場に、榎本会長をはじめ本部指導員の先生方を講師にお迎えして東海支部典楽講習会が開催されました。両日で延べ四十名を超す参加者があり、昨年同様中学生から社会人まで若い方々の参加が多くあり、特に若い方々には篳篥が一番人気のようです。また打楽器の受講者もあり更なる活気ある講習会となりました。
 三月六日(土)には舞人の講習会も開催され、舞人育成にも今後力を注いでいきたいと願っております。
 東海支部には篳篥の本部楽員がなく、篳篥の本部楽員第一号の誕生を待ち侘びる次第です。



東近畿支部
 平成十六年度の行事は一月二十五日、初合奏、総会、物故会員霊神祭より始めさせて頂きました。続いて二月二十九日典楽練習会は本部より石井広明先生を講師にお迎えし、春の天地金乃神大祭使用曲を中心に稽古をさせていただきました。四月−五月の地方大祭には、十三教会延べ七十名が奏楽のお陰を頂きました。また六月二十日には滋賀県大津教会を会場にお借りし、典楽講習会を開催する予定になっております。この春には東近畿支部三重分会が発足の運びとなり、京都分会、滋賀分会と合わせて三分会となります。









中近畿支部
 一月二十五日、大阪教会に於いての総会並びに初合奏出、今年の支部活動を始めさせて頂きました。この一年間も親神様のみ蔭のもと、各人が楽の御用にお使い頂こうという意気込みを深めさせて頂けた演奏会となりました。
 三月の霊祭を終わらせて頂き、御本部天地金乃神大祭では二十九名が奏楽奉仕をさせて頂きました。
 地方大祭に於きましては、六十九教会延べ三百二十三名が奏楽御用をさせて頂き、心身共健康のお蔭を頂いている事を有難く思います。
 六月十三日の教団独立記念祭には、当中近畿支部が筝の御用を頂き、奏楽員全員、心を合わせせて御用奉仕に当たらせて頂きました。
 六月二十日には、支部結成五十周年記念会祭並びに物故会員慰霊祭を大阪教会に於いて開催致しました。詳しくは次号にて報告させて頂きたいと思います。



西近畿支部
 二月二十九日(日)に西近畿支部の練習会を教務センターで行いました。三月十四日(日)には西近畿支部の講習会を尻池教会のお広前をお借りして行いました。当日は神戸分会の練習日でしたが合同で行わせていただきまいして大変有意義でした。
 又例年通り六月には典楽発表会を行う予定にしております。参加される各分会は毎年色々と考えて出演して下さいますので、大変うれしく又感心しております。
 又各お広前の御大祭にはそれぞれ奏楽の御用をいただき有難いことです。
 平成十七年二月十三日には阪神淡路大震災十年の※記念祭典が行われます。その御祭典には私達が奏楽の御用をさせていただく予定になっているとのことです。
 一段とお稽古に励ましていただきまして御役に立たせて頂きたいと願っております。



中国支部
 中国支部では願いの一つとして、東・西中国教区のすべての教会に一管でも、一絃でもいいから楽人のお育てを頂きたいとの願いのもとに、二月と七月に御本部に於いて、一般練習会を開き、初心者でも楽のイロハから習得して典楽を楽しく好きになって貰いたいと願っています。
 二月には典楽会本部の練習会に引き続いて、翌週の二十一日に支部一般練習会を開催し、八十八名(舞人も含め)の参加を頂きました。七月十九日も一般練習会を予定しています。
 その他毎月第二日曜日(四月、十月を除く)に本部楽寮にて支部練習会を開催しています。しかし、今年から六月、十二月の第二日曜の午後から教団独立記念祭、報徳祭の祭典が開かれることになり、支部練習会は五月、十一月の稽古日に協議して決定することになりました。勿論、初心者大歓迎です。本部主催の典楽教室と併せて稽古を積めばそれだけ御用の道が早く開けるのではないかと愚考する次第であります。御本部参拝の時に、お立ち寄り下さい。



四国支部
 平成十六年一月二十五日、松山教会に於いて総会が開かれ、参加者は三十三名でした。午前中は初合奏を行い、午後より総会に移りました。行事報告及び予定、続いて決算予算報告などを話し合い承認を頂いて本年度の支部活動がスタートしました。
 三月七日は松山刑務所に於いて恒例の春分祭が執り行われ、楽人六名が奏楽奉仕をさせていただきました。
 月例練習会は、二月松前教会二十三名、三月道後教会三十一名でした。霊祭、大祭奏楽曲を中心に練習し、又舞の稽古も併せて行われました。南予分会でも、二月八幡浜教会、三月粟津教会で行われ、予定通り進ませていただきました。本年度の講習会は七月十八日十九日に新居浜市の角野教会にて開催される予定です。多数の参加を願っています。
 最後になりましたが、来年度は本部典楽会が発足五十周年を迎えます。四国支部中予分会でも同じく五十周年を迎えます。今までの五十年を振り返り、又これからの発展を願い、何か記念になる行事をと考えております。



北九州支部
 今年度は、平成五年より十一年間支部長の御用に携われ御尽力頂いた深谷馨氏から、新支部長に太田昭子先生が選任され新発足しました。『「楽人の育成」、「後進に伝えていく指導」、「楽技の向上」の願いを掲げ、力を合わせて助け合って行きましょう』と、一月十一日、本部楽員研修会で挨拶を頂き、三十九名の参加者で幕開けしました。三月十四日、年に一度の総会・合同演奏会が、西八幡教会に於いて百八十名の参加者で開催されました。小さな舞人も年々増え、これからの成長が楽しみです。
 曲目も当然多くなり、沢山の舞人が舞えるように「舞い手」が、立ったり、座ったり、斜めや、前後に交差したアレンジに、指導者の工夫もみられ変化に富んでいました。「春の装い」を小学生、幼稚園三人の男の子が舞い、皆さんとても感心していました。又、後進一曲ずつでも残せるようという願いから、指導者による「大楠公」を、装束をつけて演奏しました。
 参加者の中には、感動し涙する人もあり拍手がなりやみませんでした。教会長、太田先生より、「奏楽は、祭典に荘厳さを加え、御祭事をすみやかに麗しくします。心を込めて丁寧に奏楽させて頂くのが、楽人の御用であると思います」という言葉を頂きました。一同一層精進させて頂きたいと思わせて頂き、楽しく有意義な総会でした。



南九州支部
 平成十六年一月十六日、万事にお繰り合わせを頂き今年も、中津教会にて、南九州支部初合奏会が開催されました。篳篥、龍笛、筝の二十名の参加者がおかげを蒙り、それぞれ、思いを新たに熱心にお稽古に取り組みました。
 昨年は、本部楽員として、筝、萱島美恵子(青山教会)、舞、高司めぐみ(青山教会)の二名の方が認定されました。
 また、六月には別府分会発足二十周年の記念行事が催されるなど、支部活動としては、ささやかな取り組みですが、だんだんと、会員、本部楽員も増し、ありがたいことです。
 尊いお道の広がりと共に、楽の調べも津々浦々にまで響き渡るよう、お陰を蒙ってまいりたいと念願いたしております