関東支部
今年度は、1月19日、千葉刑務所に於いての「念頭祈願祭」の御用から支部活動が始まった。
同刑務所、教誨師の原田敏先生(江戸川教会長)ご祭主のもと、千葉県教会連合会により、参拝者65名で、祈願祭が仕えられ、関東支部からは、奏楽と吉備舞の御用に6名があたらせて頂いた。
2月3日、新宿教会に於ける総会では、10教会、30名余りが参集。昨年度の活動、決算報告と本年度の活動計画、予算案などを審議、承認された。
午後からは、恒例の演奏会を開催。12曲が演奏され、子供による吉備舞も披露された。
他、支部練習会、3月31日よりの天地金乃神本部大祭に始まり、各教会の大祭も、各自お繰り合わせ頂き、それぞれに奏楽の御用をさせて頂いた。


東海支部
平成14年を迎え、年明け早々東海地方は大雪にみまわれましたが、1月5日(土)は名古屋刑務所で、7日(月)には名古屋拘置所において年頭祈願祭が仕えられ、両日総勢25名の楽人が奏楽奉仕のおかげを蒙りました。
2月には、23日(土)笠松教会(岐阜)、24日(日)御器所教会、平針教会(名古屋)を会場に、本部指導員の先生方を講師にお迎えして東海支部典楽講習会が開催され、両日で40名程の参加がありました。近年若い方々の参加も多くなり、また参加者から今まで演奏したことがない中正楽の曲や玉串曲を積極的にお稽古させていただきたいとの要望もでるなど活気ある講習会になりつつあります。
このような盛り上がりの中、名古屋分会では分会練習会の定例化や典楽教室の新設を模索しており、東海支部からひとりでも多くの本部楽員が誕生し、それぞれの楽人が奏楽の御用を麗しく仕えさせていただくことを祈念しています。


東近畿支部
今年も恒例の物故会員霊神祭、初合奏、総会より始めさせて頂き、物故会員霊神祭では、会員の上田たつゑ先生ご祭主のもと、8名の物故会員の霊神祭が仕えられました。総会においては、前年度決算、本年度予算などが承認され、平成14年度が始まりしました。
3月3日、今年初めての練習会は教務センターにおいて石井広明師を講師にお迎えして開催、35名が春の大祭に向けて稽古をいたしました。4月、5月の地方大祭には13教会において延べ76名が奏楽のおかげを頂きました。まことに有難いことであります。
 また、7月14日には三重県勢津教会を会場にお借りして、講習会を開催する予定にしております。


中近畿支部
平成14年もお蔭を頂いて、共々に活動を始めさせて頂いております。1月20日の初合奏。気持ちも新たに今年一年のおけいこの第一歩を踏み出しました。2月3日に大阪教会において支部会祭及び物故会員慰霊祭と初演奏会が開催されました。前日より準備をし、当日は朝9時より御祈念、お届けをさせて頂き、吉備舞曲、金典、中正楽の演奏会が催され、午後から祭主白神信幸先生他、祭員の方々により祭典が執行されました。楽人会員大勢の参加で盛大に執り行われました。新しい一般会員の方々が年毎に参加されていること、大変うれしく思います。
御本部天地金乃神大祭では、4日間で33名が奏楽奉仕をさせて頂きました。また、地方大祭においては、70教会延べ329名が奏楽奉仕御用をさせて頂き、心身共健康のお蔭を頂いていることを有難く思います。


西近畿支部
西近畿支部では、平成14年度事業計画に沿って上半期の運営を行って参りました。
1月には例年通り、神戸刑務所(兵東分会)神戸拘置所(神戸分会)の念頭祈願祭に奏楽のご用をいただきました。
2月11日(日)西近畿教務センターにおいて講習会を参加者28名で開催いたしました。参加者は各楽器の専修講師より、中正楽(第一巻)金光教典楽、玉串曲(第一巻)の指導を受け、さらに希望者には本部における天地金乃神大祭に使用されます奉納舞曲と演奏曲を熱心に練習し、最後に合奏で修得成果を確認しました。
本部天地金乃神大祭が3月31日より4回にわたり仕えられ、当支部の出楽員は共に奏楽奉仕の大みかげを蒙り、引き続き支部内の各教会においても、ご大祭の奏楽ご用を仕えさせていただくことが出来ました。
引き続き、後半期の発表会を目標に各分会で稽古に励んでいます。


中国支部
昨年12月24日、典楽会本部楽寮にて定期演奏会が行われ、楽人、舞人などを含めて80余名が参加して、1年間の練習の成果を披露しました。また、終了後には反省会を開き、楽しい一日を過ごさせて頂きました。
また、3月24日、玉水教会控所にて、第33回中国支部一般練習会を開催し、楽人、舞人などを含めて百余名が参加しました。練習会では、天地金乃神大祭の奏楽曲を中心に、中正楽十二、十三と吉備舞、道の御祖、養老の滝、小塩山を班別で練習させて頂きました。また、篳篥の初心者が4名参加され、小学3年生と6年生の方が真剣に取り組んでいる姿に感動しました。どうか将来楽人として、ご用に役立っていけますようにと願わずにはおられませんでした。
新年5日には岡山刑務所で年頭祈願祭が行われ、楽人3名が奏楽のご用を頂きました。
これからも益々楽の向上と信心の向上を皆さまと一緒に頑張らせて頂こうと思います。


四国支部
平成14年度を迎えて、1月20日道後教会において、参加者38名で初合奏及び総会が開催され、新しい年のスタートをきりました。午前中は、春季大祭舞曲などを中心に、また、2月の本部典楽祭に奉仕する舞人も交えてお稽古をし、午後より決算予算報告や行事予定などが話し合われました
3月2日には、松山刑務所で恒例の春分祭が執り行われ、楽人6名が奏楽奉仕をさせていただきました。今回は舞人の都合がつかず少し寂しい祭典となりました。この春分祭は、唯一の対外的な活動であり、受刑者の心に残る祭典になるように練習を重ねて奉仕させて頂きたいと思っています。
2、3月の月例練習会は、2月大南教会21名、3月三津浜教会23名で行われ、霊祭、大祭曲を中心に練習しました。また、南予分会においても順調に練習会が行われ有難いことであります。
なお、7月の講習会は山城教会で開催される予定になっています。


北九州支部
桜の開花も早く、陽の光の清らかな3月23日、西八幡教会に於いて、恒例の合同演奏会が開催され、熊本、佐賀、福岡より158名参集し、1年間の各分会の成果を発表しました。耳の不自由な女の子が、皆に合わせて一心に舞う姿、小さい子どもたち6人で、弓を持って『倭琴』を舞う姿、熊本分会の5才の女の子のあどけない舞、最後に、指導員による歴史舞『管公』が紹介されました。
「舞も筝も、険しい山に登る思いで、練習途上ですが」と申し上げて演奏しました。『東風吹かば、匂いおこせよ、梅の花、主なしとて、春な忘れそ』と詩吟が詠われ『皆涙にこそは、むせびけめ』と、歌の佳境に入ると、シーンとした会場から、すすり泣きが聞こえてきました。「すばらしかった。感動しました。参加してよかったです」との感想がいっぱいでした。
管楽器は、1月20日、南八幡教会に於いて、開催しました。律を合わせるということに心がけ35名の参加者で終日稽古に励み、新しい芽もお育て頂いて、有難いことでした。


南九州支部
南九州支部では、1月11日、昨年と同じように、中津教会にて、恒例の初合奏を開催、参加者は、わずか12名でしたが、皆真剣に取り組み、吉備楽及び中正楽を合奏、12時半頃まで敬子をして、昼食を喜びの中で頂き、2時半散会。本年は参加者が他の行事と重なってのためか、少ない中でのお稽古を重ねての合奏でした。
南九州支部といっても大分県内だけのようなもので、願わくば、宮崎、鹿児島と、教会のあるところ、祭典の際には必ず典楽もある、といわれるような奏楽の御奉仕がお仕えできるようおかげを蒙りたいものと思います。夢と希望をもって、有難き、もったいなき、恐れ多き、やる気の心で、一つ一つお取次を頂き、御神願成就のお役に立たせて頂きたく、お蔭蒙ってまいりたいものと念願いたしております。