金光教典楽会結成60年の年を迎えて 


 
典楽会発会記念写真(昭和30年2月12日)

尾原音人師舞姿




 昭和29年(1954年)12月9日、教団所属組織としての楽部が規則上消滅し、教内の自主団体として「金光教典楽会」が結成されました。本年は、それから60年目に当たります。
 「典楽会結成」という言葉には、言葉以上の重みがあります。教団組織の位置づけを失い、自主団体としてすべてを自前で運営しなければならない状況に立ち至った当時の混乱は、想像以上に大変なものであったと思います。その中を先人たちの献身的な働きに支えられつつ、今日の典楽会組織が少しずつ育まれてきたのです。
 こうした記念の年に、歴史を今一度振り返りつつ、将来に向けての典楽会のあるべき方向を見定めようとすることは、大切であると考えます。
 典楽会では、この結成60年を記念して、来年2月の練習会時に「金光教典楽会結成60年記念式」を執り行います。
 また、記念事業として次のことに取り組んでいます。
○ 金光教典楽会結成60年記念曲の制作
 この曲は新曲としての制作ではなく、教祖60年祭(昭和18年)時に制作された「教祖60年祭記念曲」を、箏譜、笛譜はそのままに発表するもの。
 「結成60年記念曲」として発表した後は、本部大祭での奉納舞曲として使用していくことを検討している。
○玉串曲第3巻の刊行
 初代楽長作曲の玉串曲のうち、未発表の第11〜第23までの13曲や未発表の菅掻、月例祭用の玉串曲等を1冊の譜本として刊行する。


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