関東支部
 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 平成24年の下半期、関東支部では引き続き、楽人・会員共々、ご本部及び各教会でのご用に、月々のお稽古にと励んでおります。
 支部の行事としましては、7月28、29の両日にわたり講・練習会が行われました。総勢22名が参加し、新宿教会を会場に、桑山啓旦先生と松井光一先生よりご指導を賜りました。
 また9月8日には神奈川・山梨教会連合会120年記念集会で、「木綿崎山」と「箙の梅」の2曲を披露させていただきました。特に「箙の梅」は、会場が鎌倉芸術館であったことから、源平合戦所縁の地にての演奏には、実に趣深いものがありました。
 このように祭典の場以外で、典楽についてご紹介できる機会を頂いたことは大変ありがたく、今後とも典楽にご理解頂くための努力をさせていただきたいと念願しております。


東海支部
 明けましておめでとうございます。
 東海支部では、夏季支部講習会を、本部指導員の先生方をお迎えし、7月28日は笠松教会(岐阜)、29日には杉村教会(名古屋)で開催しました。両日で31名の参加者がありました。
 毎月開催される志練場におきましては、徐々に新規参加者が増えてきており、今後が楽しみです。
 前号で予告させていただいたとおり、典楽会東海支部結成30年記念祭を6月24日、幅下教会にて開催いたしました。
 百名を超える参拝者が集い、第1部は祭典(祭主・幅下教会長)と記念講話(講師・片田会長)、第2部は記念式典と演奏会という構成でした。演奏会では吉備舞・中正楽はもちろん、「教祖讃仰」3部の演奏や、3管構成の「ふるさと」演奏では参拝者全員が合唱するなど、大いに会場が盛り上がりました。特に、この日のために東海支部の会員で作り、本部の諸先生方のご協力も頂き完成することができた記念曲を舞と共にご披露できたことが何よりの喜びでした。この模様は金光新聞8月26日号にも掲載されておりますので、ぜひご覧ください。


東近畿支部
  明けましておめでとうございます。
 本年は教祖130年のお年柄、いっそう信心と楽の稽古をさせていただきたいと願っております。
 さて、平成24年度後半の支部行事は、6月17日、典楽講習会を三重県関教会を会場にお借りして開催。35名が練習に汗を流しました。
 続いて、7月7日は、全国信徒会中央ブロック信心研修会が東近畿教区で開催され、当支部から59名が参加し、足柄山ほか2曲を演奏しました。舞、地方とも、早くから練習を始めた成果があり、関係各氏より、絶賛のお言葉を頂きました。
 8月26日は、教務センターを会場に楽員講習会を開催。秋の生神金光大神大祭使用曲を中心に、西中国の河野栄一師ほか、当支部本部指導員の指導のもと、練習をさせていただきました。
 10月から11月は、地方大祭に、のべ60名が奏楽奉仕のおかげを頂きました。
 また、本年の楽員認定試験では、笙1名、篳篥2名、舞1名、合計4名が合格させていただきました。


中近畿支部
  平成24年下半期もおかげを頂き、無事に行事を終えさせていただくことができました。
 8月2日に梅田教会において、練習会及び講習会を開催いたしました。朝8時のスタッフ集合に始まり、夕方5時前の解散まで、総勢54名が熱心に稽古をさせていただきました。楽員は秋の大祭奏楽曲目を中心に、会員は金典・中正楽をお稽古いたしました。
 8月26日に玉水教会記念館で開催された大阪府第5教会連合会の信徒会結成60周年記念大会におきましては、典楽会第5分会が祭典の奏楽ご用をいただきました。「神人の栄光」斉唱でも参拝者の歌に合わせ、笛と箏の演奏をいたしました。
 生神金光大神大祭に続いて地方大祭におきましても、61教会、のべ269名が奏楽奉仕のおかげを頂きました。
 10月31日には、関西福祉大学金光藤蔭高校の感謝祭で、中正楽と吉備舞(道のしるし)のご用を頂きました。
 このたびの認定試験では、箏5名、龍笛3名、舞1名が合格のおかげを頂きました。これからさまざまな場でご用のおかげを頂かれますよう願っております。


西近畿支部
 8月26日(日)福崎町文化センターにおいて、第22回西近畿支部発表会を開催しました。17教会から53名が出演し、見学者10名を含め総数63名となりました。
 開催場所については、各地方での楽の振興を願いとして、平成21年より、兵北・兵東・兵南と回り持ちで開催させていただいており、今回は兵西での開催となりました。
 実施にあたり、担当頂いた福崎教会は典楽会としての活動歴史も古く、多くの本部楽員を輩出しておられ、発表会においては、「梓弓」「桜井の駅」等の演奏時間約20分を要する大曲を披露されました。また、西明石教会の参加メンバーは、少年少女会のご用で日程が難しいなかに、お稽古に励まれ、若い方ばかりの奏楽も披露され、後進の育成にも力を入れてくださっている様子が分かり、心強く思いました。
 昼食時には、定例となった交流総会を開催し、次回の開催に向け、各分会の行事などについての意見交換を行い、平成25年度は神戸市において、8月25日に開催することが確認されました。


東中国支部
  平成24年下半期は、支部練習会を7月29日、74名の参加者のもと玉水教会控所にて開催しました。10月の大祭使用曲目を中心に、暑い中ではありましたが一生懸命稽古に励みました。
 恒例となっている初代楽長の墓参は8月3日、東中国支部員有志と共に典楽会会長も加わり、真夏の日差しを十分に浴びながら、岡山市内にある東山墓地のお墓へ参らせていただきました。
 さて、本支部では本教儀式における奏楽奉仕及びその稽古を中心に行ってきていますが、その一方で、岡山少年院、岡山刑務所やハンセン病療養施設邑久光明園等における祭典の奉仕も行ってきています。こんにち「社会活動」と言われるこうした活動の一端を担わせていただくことは、本教祭典のご用とは言え、未信奉者が多く集う場での奉仕となるため、奏楽の出来には身の引き締まる思いがします。また、教誨師活動や療養施設訪問等の活動の実際に触れ、新たな社会への目が開かれていくことにもなります。こうした典楽のご用をとおして拡がるさまざまな事柄を我が身の糧にしていけることも、楽人としての幸せなのでしょう。


西中国支部
 7月21日に本部練習会を、9月15日に支部練習会を、いずれも山口県の玖珂総合センターを会場に開催し、生神金光大神大祭奏楽曲を中心に稽古させていただきました。
 また、毎年奉仕させていただいております平和集会は、7月16日に第28回山口平和の祈り集会が、7月28日に第67回広島平和集会がそれぞれ開催され、祭典の奏楽ご用におかげをこうむらせていただきました。
 分会の練習の場として、おもに会員の在籍している教会を会場にお借りしていますが、このたび、まだ楽員のいない教会から会場として使ってほしいとの申し出を頂き、吉備舞の稽古をすることができました。このようなかたちで楽や舞が普及していけば喜ばしく思います。
 本年は、新楽員として、龍笛1名が合格のおかげを頂きました。
 また、このたび、山田道之先生から小山真紀子先生に支部長を交代しました。新たな体制のもとで、いっそう稽古を進めていきたいと思います。

四国支部
  平成24年下半期、四国支部では、7月14、15日、西条教会において、笙の本部指導員小山真紀子先生をお迎えして、練習会及び講習会を開催しました。
 1日目は、本部楽人13名が、大祭祭典曲、吉備舞曲を中心に練習。2日目は、年に1度の四県そろっての講習会に、64名の参加者があり、希望に合わせて、金典、中正楽、吉備舞曲に分かれて稽古をし、最後の合奏で成果を確かめました。
 四国支部が、本部ご大祭第1日に、前夜の「吉備舞の夕べ」と当日の奉納舞をさせていただくにあたり、8月、56名、9月、43名の参加者で中予練習会があり、舞人の付き添いを合わせ、毎月講習会のような熱気がありました。
 南予分会練習会も、舞曲を中心に6月から毎月行われ、育成練習会も技量向上のため、銘々が精一杯稽古に励みました。ご本部のご比礼を頂き、各教会ご大祭も喜びの心でおかげ頂きました。
 また、10月12日、高松刑務所慰霊祭において、箏の河口惣子氏と共に、新たに本部認定試験に笙で合格された堀江和賀子氏が奏楽のご用を仕えさせていただきました。


北九州支部
 教祖130年のお年柄を迎え、ありがたい極みです。
 支部では、恒例の箏と舞の講習において、「深き恵」「道のしるし」「倭琴」「白菊」の4曲を稽古しました。箏は、6月27日に西八幡教会において58名が参加、舞は、6月23日、南八幡教会において25名の参加がありました。
 心に残った舞人の感想がありました。クラブ活動と舞が重なり悩んでいた高校生の子が、「教会の先生から、『吉備舞は人に見てもらうことに心を向けるのでなく、神様のお供えで、一心に取り組む真心を神様が受け止めてくださいます。神様の道に通じる人は、人の道にも通じます』というお話を頂き、頑張っていこうと思いました」という感想でした。舞をする道づけが必要だと痛感しました。
 9月2日、熊本分会では、全楽器52名の参加で、一生懸命稽古をしました。夕方から熊本の温泉で懇親会を開催しました。初めての参加者も「先輩との交流ができて有意義でした。身も心もリフレッシュしました」と喜ばれました。
 9月17日、甘木教会において管楽器の講習会を開催しました。参加者52名の中で、指導者のいない分会員も稽古の確認ができ、「初心者も分かりやすく有意義でした」と感想を頂き、下半期の行事をおかげ頂きました。

南九州支部
 南九州支部は、会員の助かりと信心成長を願いにして、楽の稽古をさせていただいております。神様に喜んでいただける楽をお供えできるように、会員一同、道に生かされる喜びの中に、心を一つにして精進させていただいております。
 8月19日、本部練習会、支部講習会が、日田教会を会場に、尊い願いの中に行われました。本部指導員の先生方4名をお迎えし、笙3名、篳篥5名、龍笛4名、箏8名、太鼓1名、鉦鼓1名、鞨鼓1名、吉備舞8名の参加者となりました。
 午前10時から日田教会長堀尾光俊先生のご祈念を頂き、午前中は専修楽器別の練習を行い、午後から合奏を行いました。
 合奏は、生神金光大神大祭使用曲を中心に行い、講師の先生方の心温かいご指導に、新たなテーマを持った方が多くおられました。
 神様も、氏子である私たちの助かりを一心に願っておられます。楽を通じて、神様に本気で心を向け、喜びのご用をさせていただきたいと思います。
 神様から頂いた、会員の心得を心の柱とし、会員一同、取り組ませていただいております。