関東支部
 平成23年の教団独立記念祭では、関東支部より多くの楽人が奏楽の御用を頂きました。蒸し暑さの中、みな無事に御役を全うさせていただいたのは大変にありがたいことでした。下半期も引き続き、ご本部および各教会での御用に、月々のお稽古にと、楽員・会員共々励んでおります。
 下半期の支部行事としては、7月2、3日に常盤台教会で打楽器と和琴の講習会がありました。講師に大西一雄先生と吉田郁子先生をお招きし、中正楽とその奏法について詳細な解説を伺った後、打楽器と和琴に分かれてお稽古しました。それから、毎年恒例の講習会及び練習会を8月6、7日に浦和教会で行いました。2日間で、のべ58名が参加し、昨年から引き続いて桑山啓旦先生と松井光一先生に、生神金光大神大祭奏楽曲を中心としたご指導を賜りました。
 なお、関東支部のHPのアドレスが以下に変更されております。お手数ですが、ブックマーク等の変更を宜しくお願い申し上げます。


東海支部
 東日本大震災の被害にあわれた方たち、また、放射能の被害に現在もあわれている方たちが、少しでも早く立ち行くよう祈願しております。
 東海支部の夏期講習会を、暑さ厳しい中、7月30日、岐阜県笠松教会、31日、愛知県名古屋教会において、本部指導員の先生方を迎え、多数の参加者の出席をえて開催させていただきました。
 本年は、教会の記念祭に楽の御用をさせていただきたいとの願いを持って、熱心に稽古に励んでいる人があり、その願い、態度に感心させられ、見習うべきことが多々ありました。
 また、本年も本部楽員の認定試験に合格された方があり、今後の楽の御用に励まれるよう祈願してやみません。
 今後とも、支部会員一同、典楽の御用に真剣に取り組ませていただき、信心の稽古として精進させていただきたいと願っております。
 震災の早期復興を祈願します。

東近畿支部
 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 平成23年度下半期の行事は、6月5日、典楽講習会を滋賀県米原町教会を会場にお借りし実施、38名の参加がありました。今年は3名が本部楽員認定試験を受験し2名が合格のおかげを頂きました。今後の一層の精進を期待します。
 8月には井出春中、内山正義両氏を講師にお迎えし、秋の生神金光大神大祭に向けて稽古をさせていただきました。また10月、11月の地方大祭には、11教会のべ57名が奏楽奉仕のおかげを頂きました。


中近畿支部
 8月21日に梅田教会において、練習会及び講習会を開催いたしました。早朝から夕刻まで、楽員会員総勢64名で、有意義な一日を過ごさせていただきました。合奏練習の他、玉串曲や菅掻など個別に組分けしての稽古もさせていただきました。今回も遠方より他支部の方々の参加をいただき、共に稽古させていただけましたことは、とてもありがたく嬉しいことでございました。
 生神金光大神大祭では多くの者が御用奉仕のおかげを頂き、地方大祭におきましては、60教会のべ261名が奏楽奉仕のおかげを頂きました。各人がお繰り合わせを頂いて御用させていただき、誠にありがたいことでございます。
 11月27日には、金光藤蔭高等学校の感謝祭で、中正楽と吉備舞(今日の月)の御用を頂きました。
 本部大祭・地方大祭月である10・11月を除いて、毎月一度全体での稽古をさせていただいておりますが、12月4日の全体練習並びに反省会で、今年の支部としての活動を無事におかげをもって終わらせていただくことができました。

西近畿支部
 8月28日(日)に初めて兵庫県南部(淡路島)の淡路・一宮町ふるさとセンターにおいて、第21回西近畿支部発表会を開催しました。参加教・25教会・70名の参加者の他、一般見学5名の参加があり、12の曲目が披露されました。特に、地元淡路の洲本・浅野・湊の各教会からは、本部楽員はじめ楽の経験の浅い方や、また5歳の舞人から4世代が同じ舞台に立たれるなど、経験や年齢の違いの中でのチームが組まれ、楽の奏者のすそ野の広がりが実感できる喜ばしい会となりました。
 昼食休憩をはさみ、恒例となった交流総会を開催し、支部事業の報告及び会計収支について報告があり、承認されました。午後から、篳篥の公開指導が、講師松井光一さん(福崎)、受講者下仲秀明さん(東谷)により実施され、祭典時の中正楽におけるそれぞれの楽器の役割等、分かりやすく解説があり、公開指導を通じて一つの楽器について学ぶことは、他の楽器の奏者にとっても大いに参考になるとの意見も多く、あらためて公開指導が評価されました。

東中国支部
 平成23年下半期も、おかげの中で滞りなく諸行事を進めさせていただきました。支部練習会は7月16日、74人の参加者のもと、玉水教会控所にて開催しました。10月の大祭使用曲目を中心に、暑い中ではありましたが一生懸命稽古に励みました。
 8月6日、岡山県吟剣詩舞道総連盟第22回岡山県青少年大会にゲストとして出演、「今日の月」「花の吹雪」の2曲を披露しました。他団体からの要請によるゲスト出演ということで、緊張感に満ちた時間となりましたが、反応も好評で、舞台責任者の方から「会場の感想で圧倒的に多かったのは、美しかった、別世界のようだった、という感想で、とにかく、3十分の舞台に魅了されていたようでした」とのお言葉を頂きました。
 11月29日には、人道援助宗教NGOネットワーク(RNN)主催によるヒーリングコンサート、12月には定期演奏会などが予定されております。
 また、年が明けた1月2日には、平成8年を最後に長らく休止していた「吉備遊び」を、金光教本部の協力を得て復活させたいと願っています。

西中国支部
 広島、山口において開催される平和集会において、本年も御用をさせていただきました。7月17日に第27回山口平和の祈り集会が、7月30日に第66回広島平和集会がそれぞれ開催され、
祭典における奏楽奉仕をさせていただきました。また、7月27日には、広島刑務所内で原爆により死没した職員、受刑者の慰霊碑があり、金光教の祭式で慰霊祭が実施され、笙、篳篥、龍笛各一管で奏楽御用をさせていただきました。いろいろなところで奏楽の御用を頂けるのは、ありがたいことです。
 練習会としては、7月16日に、山口県の玖珂総合センターで本部練習会を開催し、秋の生神金光大神大祭奏楽曲を中心に稽古させていただきました。そのほか、それぞれの分会で、管や箏、吉備舞の練習会を開催させていただきました。
 本年は、新楽員として、笙1名が合格されました。少しずつですが、楽員が充実してきておりますことは、ありがたいことです。今後とも、共々におかげを頂いてまいりたいと思います。

四国支部
 四国支部下半期は、7月23日、本部楽人練習会、7月24日、四国支部講習会を、本部指導員小山真紀子先生をお迎えして、角野教会で開催させていただきました。両日とも本部大祭使用曲を中心に稽古をし、24日は一般楽人の希望に合わせ、金光教典楽譜・中正楽と部屋を分け、初心に返り、楽と心を磨きました。最後の合奏では、参加者5十6名、練習の成果が見られました。
 認定試験は、舞人1人がおかげを頂きました。南予分会での活躍を願っています。
 8月・9月各分会での練習会も滞りなくでき、ご本部・各教会生神金光大神大祭には、奏楽人・舞人ともに無事御用にお使いいただきました。また、11月14日、香川県大島青松園の生神金光大神大祭並びに物故慰霊祭においても、三管各1名、箏1名がご奉仕させていただきました。
 12月11日、報徳祭では、四国支部が奏楽・舞の担当をさせていただきます。稽古を重ね、心を一つにして、妙なる調べをお供えさせていただきたいと思います。

北九州支部
 平成23年度下半期の活動は、6月の箏と舞の講習会を、西八幡教会で開催しました。「群鶴」「生神の道」「四季之気色(4曲)」を希望者ごとに、のべ87名で熱心に稽古に励みました。
 9月11日には、甘木教会において、管、打楽器、和琴の練習会が開催されました。多数の初心者を含め、52名が参加しました。今回、初めての受講者(笙の方)から、「そこは六分の一くらいの息で吹いて…、など、具体的に教えていただき勉強になりました」という声や、初めて楽器に触ったという方も、終わる頃にはやる気になり、「また参加します」という感想を頂きました。希望の多かった鞨鼓の練習では、アイスクリームの梱包廃材を鞨鼓に見立てて製作し、小太鼓の桴を使って、いっせいに体感しながら掻くことができました。グッドアイデアに感謝でした。
 練習会後、支部懇親会を、雄大な筑後川の原鶴で開催しました。静かなたたずまいの秋月城址の散策、美術館、古民家めぐりと、一同リフレッシュしました。
 12月には、第3回管楽器の練習会を熊本地区で開催します。

南九州支部
 南九州支部は、役員会を重ね、南九州教区における、人が助かり、立ち行くことを目的とし、信心が育つことを主たるテーマにした典楽の興隆に日々励んでおります。
 8月28日、日田教会を会場に、本部練習会、講習会を、神様の願い、おかげの中で開催させていただくことができました。鹿児島及び大分県内から、笙4名、篳篥6名、龍笛8名、太鼓2名、鉦鼓1名、箏8名、舞人6名の参加があり、指導員8名を含め計43名、神はからいによりおかげを賜りました。
 10時より開会、ご祈念を頂き、会場の日田教会長、堀尾光俊先生のお話を頂き、「報恩」による信心のあり方を心に刻み、神様に心を向ける喜びのもとに一日がスタートしました。午後は、生神金光大神大祭奏楽曲を中心に合奏させていただきました。本部指導員の先生方の美しい生の音色を聞かせていただき、とても勉強になりました。
 また、支部では毎月1回、週末に、耶馬渓教会で練習会を開催することになり、神様の願いの中で、喜びの御用をさらに頂くことになりました。