支部だより

  中国支部
 中国支部の活動としては、七月二十日に支部練習会を、玉水教会控所をお借りして開催しました。参加者は七十六名でした。箏、舞の参加者はかなりの数でしたが、管方が少し減少傾向にあり一抹の不安が残ります。
 山口東部分会、広島分会とそれぞれの場での練習会に、今年は二回ずつ講師派遣を実施して練習会を開催しております。広島分会には管方からも一名講師を派遣し、管方の掘り起し、箏との稽古に充実した一日を過ごしたと自負しております。
 典楽会本部の助成を頂いて七月三十一日に、支部役員で岡山にある初代楽長の墓参をさせて頂きました。何と言っても、今日の吉備楽中正楽を創作して下さった初代楽長尾原先生の功績を忘れてはいけない、との典楽会本部の要請により、中国支部が代表して毎年楽長の命日近くの日を選んで参拝させて頂いております。


  四国支部
 昨年下半期もおかげをもちまして、滞りなく諸行事を執り行うことができました。また、立教百四十年のお年柄の中で生神金光大神大祭を仕えさせていただくということは、私たち楽人にとりましても真に有難いことでした。
 八月二十七、二十八日に伊予市彩浜館を会場に、今年度の練習会及び講習会が開催され、講師に中野修氏、佐久間桂一氏をお迎えして、大祭使用曲を中心に御指導いただきました。舞人たちも一生懸命お稽古いたしました。参加者は楽人四十名、舞人十二名でした。
 この度の楽員認定試験に大南教会の永井久子さん(筝)が、合格のおかげを蒙りました。一層お役に立たれますようお祈りいたします。
 九月の練習会は河野教会にて二十二名で行いました。
 最後になりましたが、かねてより念願しておりました、洲本の小井先生をお訪ねして研修させていただくという願いが適えられ、この度七月十七、十八日に楽人達で参り、楽しく懇談し合えたことは有難く嬉しい限りでした。御夫妻の御健康と御活躍をお祈りしながらお別れをいたしました。


  北九州支部
 下半期の大きな行事であります舞と琴の講習会が、六月二十三日、琴、西八幡教会、七十名、七月四日、舞、北九州八幡教会、四十名の参加者でおかげ頂きました。
会を重ねるごとに、舞人もお育て頂き、先輩が後輩の指導にあたるようになりました。今年度は、支部と分会で舞装束を、四着購入させて頂き、披露させて頂きました。秋のご大祭には、希望の教会で、お役に立たせて頂くことができます。
 八月二十九日には、本部楽員練習会を三十八名の参加者で西八幡教会において開催しました。琴の人は中正楽が、管楽器の人は、歌ものの稽古の努力が、今後の課題でした。
 また、会員相互の懇親会を、六月、阿蘇観光ホテルで持ちました。熊本分会の先生方の心のこもった行き届いたお世話を頂いて有意義なひとときでした。
 阿蘇の山々の鮮やかな緑、夜はかじか、朝はうぐいすの声に感動し、普段交流のない分会員の親睦を三十二名の参加者で深めました。この度の認定試験には、正明市教会、山口和子さんが合格しました。共に向上し合いたいと願っています。


  南九州支部
九月五日、日曜日、九時より、金光教中津教会において練習会を行いました。
 本部指導員の先生方御指導のもと、篳篥は、南八幡の岡田邦夫先生、龍笛も南八幡の矢野忠雄先生、琴西村千恵子先生、三先生のもと御指導を頂きました。会員の心得を全員で唱和、各楽器別に分かれて練習を行いました。
 今回は篳篥に、新しく始められた青年が参加されまして、お育ていただきますよう願っております。中正楽、金典の練習、教団独立百年記念曲の練習をしました。昼食後、御広前において全員そろって、「記念曲」と「今日の御祭り」の稽古をいたしました。
 三十度を越す暑い日でありましたが、意義深い一日でありました。三先生には今後共よろしく御願いいたします。