すばらしかったネパール古典音楽(1998.10.10)


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 10月10日、生神金光大神大祭第4日に、ネパールの古典芸能演奏家4名が参拝され、祭典終了後典楽会の奏楽奉仕者とともに、交歓会がもたれた。
tudoi2-1 このグループは、岡山市に本部を置くAMDA(アジア医師連絡協議会)が、毎日新聞・毎日新聞事業団と連携し、ネパールに小児専門病院を開設するキャンペーンを展開し、完成・開設するのを祝い、音楽グループが来日したものである。9月12日には、岡山県の美星町で、「AMDAネパール子ども病院の完成を祝う音楽の夕べ」が盛大に開催され、その後、主として岡山県下の小中学校で音楽交流会が開催された。この度の交歓会は、倉敷市在住の著名な芸術家、三宅康郎氏を通じて実現したものである。
 当日は、一行4名が祭場楽座の後ろに席を取り、めずらしい本部の祭典音楽を楽しんだ。大祭終了後、祭場北2階で三宅氏よりメンバーと楽器の紹介があった。
 演奏されたネパールの古典音楽はいずれもすばらしく、初めて聴く音色やリズムに会員一同、心と耳を澄ました。途中、楽器の紹介があり、手で触れたり、実際に音を出したりしてみたり、演奏方法を質問してみたりと、一行4名のまわりに一人増え二人増え、とうとう多数の会員が取り巻いた。さすが常日頃から楽器に親しんでいる典楽会の会員だ!
tudoi3-2 交歓会はネパールの踊りになり、会員も飛び入り。雰囲気は一層盛り上がった。典楽会も、これに応えて玉串歌を有声で、菅掻も演奏し、実技の交流を終えた。その後、直会に移り、会員からは食事の習慣や教育の制度などさまざまな質問が飛び出し、和やかな交歓会となった。
 今回の来日の最大の目的は、「音楽を通じて、日本の学校との交流を図りたい」とのことであった。なお、この典楽会との交歓が契機となり、その後の10月30日には、関西金光学園の浪花女子高校と金光第1高校との交歓会が実現し、一行4名と両校の生徒達の間に音楽を通じて心のふれあいができたことを併せて紹介する。