立教150年生神金光大神大祭
吉備舞の夕べ
平成21年10月3日(土)19時30分から 於:修徳殿
立教150年生神金光大神大祭「吉備舞の夕べ」が、10月3日修徳殿で開催されました。
この日は、旧暦8月15日で中秋の名月。そんな中で、翌日の祭典奏楽奉仕者を地方(じかた)に、「薄紫」「白菊」がそれぞれ1人の舞人により、「秋の夜」が4人の舞人により、演奏されました。

観覧者は約200人でした。
たおやかな所作と雰囲気がかもしだす吉備舞の世界にふれ、それぞれの舞の終わりには、大きな拍手が会場に包まれました。

白菊


薄紫
「秋の夜」 歌詞
憂世の塵は隔てねど 駒も車も音づれぬ 苔の細道世はなれて 柴の戸扉の侘しきに 松吹く嵐竹の雨 友なき宿を慰めて 
天津乙女や掻き鳴らす 琴の調と聞ゆなり 軒ばにかかるささかにの 糸につらにく白露に 雲井の月の照りそひて玉のすだれと見えにける 
草の根ごとに夜もすがら 機織虫の声涼し 千草の花をあやなして明日はおりてん唐にしき 萬の物を眺むれば神の御業の尊とさよ 趣ふかき秋の夜も 衣かたしき独りぬる 夜は憂物と歎ちつつ 慰め兼ぬる人もあり はたとひらめく稲妻の消えて跡なき仮の世と 思ひわびつつ長き夜を 惑ひ明すも憐れなり 

「薄紫」 歌詞
吹きしく秋の野あらしに 咲乱れたる白菊を 冬の初霜をきそへて 薄むらさきの紫に 色を替たる袖垣は 又一としほのながめなり

「白菊」 歌詞
植そめし植そめし 千代の白菊色も香も たぐひまれなる花としれ たくひまれなる花とこそしれ 


秋の夜