本部広前祭典における奏楽の停止について

2020/3/10

金光教本部広前では、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、本部広前で執行される月例祭(毎月10日、22日)について、当面、遙拝のみとさせていただき、祭典は本部職員のみで修徳殿で執行することとなりました。修徳殿には、参拝者は入ることはできません。 奏楽も停止し、CDを使用することになりました。
 また、春季霊祭も同様の措置により実施し、4月以降の月例祭も当面の間、同様の措置でおこなうとのことです。

3月29日から3回にわたって行われる予定であった天地金乃神大祭についても、4月5日10時からの1日とし、祭場で執行されますが、参拝者は各自遥拝していただくこととし、祭場内に立ち入ることはできません。職員も本部職員のみでおこない、参列も行われません。当然奏楽も行われません。(CDで実施するとのことです。)
 典楽は、明治35年本部組織として「典楽部」の設置以来、本教の祭典に欠かすことなく演奏されてきました。それは、混乱の極みであった、日中戦争、太平洋戦争の渦中にあっても途切れることはありませんでした。

今回のウィルスという脅威は、これまで積み重ねてきた楽人にとって大切なものをいとも簡単に覆してくれました。
そして、広前という場があってはじめて典楽は成り立つということを、今更ながら感じます。
新型コロナウイルス感染症の脅威が、一刻も早く除かれ、再び会堂や祭場で奏楽が行われることを願って止みません。