平成30年天地金乃神大祭始まる
「吉備舞の夕べ」開催


2018.3.31 於 金光教本部広前修徳殿

平成30年天地金乃神大祭が、4月1日から8日まで3回にわたり執り行われました。
その第1日目の前日3月31日には、前夜の行事として恒例の典楽会主催による「吉備舞の夕べ」が開催されました。

桜がほぼ満開で、まさに匂い立つような春の息吹が感じられる本部広前修徳殿において、19時30分から始まりました。
いつものことですが、演奏を行う地方(じかた)は、翌日に執行される奏楽員の中から選抜された人たちです。舞人は、今回は北九州支部からの推薦により選定され、3曲が披露されました。
今回披露する曲目は、昨年10月の生き神金光大神大祭後から本部や地方で研修を重ねてきました。
とりわけ舞人たちは、初めて本部で奉仕する人もあり、かなりの緊張の中でこの日を迎えた方も少なくないと思われます。

今回の演目のうち「春の調」は、地方が通常の吉備舞とは趣向を変え、鞨鼓1名、龍笛1名が装束を着用して、通常の楽座に正対する位置に座り、曲の前半を演奏しました。龍笛の男性装束は初代楽長が実際に使用した装束であると言われているものです。

加えつものことですが、舞人、地方(奏楽員)それぞれの思いの積み重なりの中に、この場が設定されていることに思い至ります。
 春の夜、またちょうど満月であったこともあり、なかなかに味わい深い雰囲気の中、舞と音の響きは、修徳殿内に満ちわたり、参集した百五十人以上の観客に届けられたことです。

今回披露された曲目は、以下の通りです。
 春の調
生田 佳奈子 南八幡
小川 理未 南八幡
田中 結月 南八幡
堀江 陽生 南八幡
 小倉山
高木 千緒 住吉
 明玉 
石井 紅葉 大隈
石井 楓葉 大隈