典楽会(てんがくかい)
(updated 2022..07.12)



金光教典楽会本部
楽寮とも呼ばれ、本部での奏楽者稽古場所、
宿泊場所となっています。
金光教典楽会は、金光教の中で育まれ今日まで伝承されてきた典楽を、次代に伝えるとともに、金光教の道の中に生かされている喜びをもって、信心と楽のけいこに励みながら、金光教本部および各地方の教会で奏楽の奉仕をさせていただくことを目的として、諸活動を進める団体です。
したがって、構成員は金光教の信奉者であり、技術的には、それぞれ家業を抱えながら練習をしている、いわばアマチュア団体です。とうぜん、技術的なレベルは高くはありませんが、この典楽を正しく伝えていこうとする熱は十分もっている団体です。
事務局は、岡山県浅口郡金光町にあります。
その歴史は古く、金光教団草創の時期にさかのぼります。
 当初は、教団の内部組織として位置づけられました。本教が別派独立を果たした3年後の明治35年、「典楽部規則」が施行されることにより、典楽とそれを奉仕する楽人集団は、教団の内部組織として庇護され、教団活動の一部として育成、運営されていくことになりました。
 その後、幾多の変遷をたどりながら、昭和29年の教規改正によって、内部組織から離れ、自主団体の「金光教典楽会」として新たな発足をし、こんにちに至っています。



現在では全国に9つの支部が結成され、それぞれが組織的に活動しています。当初は、本部大祭に奏楽御用できる者は90余名でしたが、現在では約430名、会員は千数百名にのぼり、徐々にではありますが、組織は充実・展開してきています。
主な事業内容としては、典楽練習会・研修会、初心者用講習会等を本部あるいは支部で実施するなど、典楽の継承と興隆とを願ってさまざまな取り組みが進められています

吉備の国に生まれ、金光教の中で伝えられてきた吉備楽。金光教独自の祭典楽として生まれた中正楽。この二つのものを後世に正しく伝え、本教の儀式に奏楽を奉仕するとともに、金光教の文化として、社会に打ち出し得る内実を培うべく精進していきたいと願っています。



問い合わせ
〒719−0111
岡山県浅口市金光町大谷
金光教典楽会本部
TEL:0865−42−2730  FAX:0865−42−2730
mail: info@tengaku.konko.jp